対象バージョン:2.5.0

標準の設定では扱っていない、応用的なアプリ構成や運用の工夫をご紹介します。設定項目の詳細は「設定リファレンス」を、日々の操作は「業務操作マニュアル」をご覧ください。


1. 商品マスタからルックアップで商品明細を作成する

商品明細テーブルに商品名や単価を毎回手入力するのは手間がかかり、入力ミスの原因にもなります。商品マスタアプリをルックアップで参照する構成にすれば、商品コードを選ぶだけで商品名・単価が自動で入力されます。

取り扱う商品が定型的で、商品マスタで一元管理している場合に適した構成です。

1-1. この構成の位置づけ

標準の構成との違いは次のとおりです。

項目 標準の構成 本構成
商品明細の入力 手入力 商品マスタから自動入力
商品明細の更新 NP後払いairの情報で更新される 更新されない(kintoneが正)
価格に指定するフィールド 数値 計算
取引アプリAPIトークン 取引アプリのみ 商品マスタアプリも追加

本構成では、商品明細テーブルがNP後払いairからの取得結果で更新されなくなります。 NP後払いair側で明細情報が変わっても、kintoneには反映されません。商品明細はkintone側で管理する運用が前提となります。

商品明細以外の項目(取引状況、請求書発行日、支払期限日など)は、標準の構成と同じように更新されます。

1-2. 仕組み

プラグインは、NP後払いairとの連携後に取得した情報をkintoneのレコードへ書き戻します。このとき商品明細テーブルは、行ごと作り直す形で上書きされます。そのため通常は、プラグインに設定していない列(ルックアップでコピーされた列など)が空になります。

ただし、設定リファレンス「2-5. 注文内容」で設定した3項目(商品/サービス名・価格・個数)のいずれかが計算フィールドの場合、プラグインは商品明細テーブルへの書き戻しを行いません。 計算フィールドはkintone側で自動計算されるため、プラグインが値を設定しない仕様です。

この動作により、商品明細テーブルの内容がkintone側に保持され、ルックアップでコピーした列もそのまま残ります。

商品明細テーブルの中に計算フィールドを置くだけでは、この動作にはなりません。プラグインに設定した3項目のいずれかである必要があります。

1-3. 前提条件

次の2点が必須です。どちらか一方でも欠けると正しく動作しません。

条件 内容
計算フィールドの設定 商品/サービス名・価格・個数のいずれかに計算フィールドを指定する
APIトークンの追加 取引アプリAPIトークンに、商品マスタアプリのAPIトークンを追加する